1987年 香港
監督 張同祖
脚本 王家衛
周潤發 鄧光榮 夏文汐 甄妮 他
ウォン・カーワイが脚本書いてんのか!?どことなくブロマンスの香りが漂ってて、お話はそれなりにいい感じでしたよ。今や演技派として確固たる足場を築いたニコラス・ツェーの実のとーちゃん謝賢が憎らしい悪役を楽しそうにやってるし。
ジェニー役で甄妮(ジェニー)が出てたのね。1983年7月に鴛鴦夫婦の片割れ傅聲(フーシェン)が交通事故で亡くなった時、この人は日本にいたんだ?大変だったんだね。わしらはその翌月友達の結婚式に出席する為香港に行ってフーシェンが亡くなったことを知り、追悼特集の映画雑誌やらテレビ番組やら観なきゃならなくて、もう悲しんだり遊んだり、元彪(ユンピョウ)に会いにゴールデンハーヴェストのスタジオを訪ねたり、その当時はまだ経験したことがなかった香港の蒸し暑さにクラクラしてしまい少しオカシクなって帰って来たですよ。
今は東京の方が暑いかもしれない………。恐ろしい!!!
なーんか、そんな懐かしい事を色々思い出しながらみましたわー。
おまけにこの映画を撮り終えてから、甄妮さんはアメリカの精子バンクに預けていたフーシェンの冷凍精子を使って女の子を出産してたのね‼️現在70歳で、隠居生活らしいけど、70〜80年代は大人気の歌手だったんだよね。オーストリア系マカオ人の父と上海人の母を持ち、台湾とマカオと香港で育った人。マカオが舞台のこの作品にも、なんとなくご縁があったのかな。
それからさ、話の流れで武器を買い付けにバンコックに行くシーンがあるんだけど、Montien Hotel でもロケしてたのでこのホテルまだあるのかな?と調べたら、しっかり有りましたよ。
しかしだ、ここで描かれるタイがわしの思い浮かべるタイの姿そのものなので、「2gether」で見せられた新しいタイの現在の姿が、なーんか今でもどっか騙されてる気がしてならんのよね。なんでだろー?失礼だよね。ごめんねブライト君🙏
チャンバラ映画の大スター徐少強が特別出演してて、銃で呆気なく殺されちゃう役をしてたのはご愛嬌か?もう時代はチャンバラじゃねーのよという事かしらん。
「男達の挽歌」のすぐ後なので、もうとにかく銃を撃つ撃つ撃ちまくる。「明日に向かって撃て」やら「ボニー&クライド」位の激しい銃撃を受けて死にゆく美学。
肉体がまだ形を残してるのが奇跡だよ。
作品の出来としてはまあまあなんだけど、色々おヒレがつく時代的な物もあって、それなりに楽しめた一本でした。
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