2023年6月11日日曜日

ダーティ・セブン 1972年

 原題 A Reason to Live a Reason to Die

監督 トニー・ヴァレリ

ジェームス・コバーン テリー・サバラス バッド・スペンサー

生きる理由死ぬ理由………

ちょっとヘンテコで面白いっちゃ面白い作品でしたわ。全く知らなかったし。

それもその筈、これ劇場未公開なんですと。

ジェームス・コバーンとテリー・サバラスにバッド・スペンサー。

この3人、3人揃って何となく傍で光る人達なのよね。だけども主役を張ってて、おまけにマカロニウエスタン。それもなんか変ですな。

中学高校の頃にお目当ての映画を観に地元の名画座に行き、途中から入ったので全く関心無かった二本立て同時上映の方を頭から見たら意外に拾い物で面白かったなと言う懐かしい感じを思い起こさせてくれた作品でしたよ。

まぁ、観た人なら判るテリー・サバラスの思わず「え?」と叫ぶ死に方。わしゃ暫く叫んださ。

観ててあら?と思わず一時停止して確認したい程の美形がやたらと配役されているのは、単に監督の趣味なのか?

唯一台詞のある役で出てくる女優さんをWithでお名前出すのはイタリア男の矜持なのか?

ダーティセブンの一員なのに名前さえクレジットされないネイティブ・アメリカンとの混血ジェレミー役のTuran Quiboは監督の好みでは無かったのか?等々。わしは好みですな。

1972年当時は劇場公開されなくて良かったよ。今なら軽く流せてしまえるしと思わずにはいられない作品でした。皆さん、本当に色んな作品に出てたのねー。


今だからこそ観られる幸せ。生きてて良かったな〜💕


Turan Quibo別名Joseph P. Persaud 見直してもどちらのお名前も見あたりませんでしたが、更に違う名前で出てたのかな?かっこ良かったよ。



いつも飄々としてて素敵💕



なーんかね。なーんかを匂わせるテリー・サバラス。凄く信じられない死に方しはりましたわな。



作品全体を通して見る人の心を釘付けにするバッド・スペンサーの人懐っこい可愛い笑顔。ジェームス・コバーンでなくても思わず「サンキューBro!」と言いたくなるいい奴。の役。

イタリアではカルロ・ペデルソーリの名の方が通ってる。「五人の軍隊」で共演した丹波哲郎が小さく見える程デカい人。




6 件のコメント:

美藤 さんのコメント...

テリー・サバラスの死に方、気になる~(笑)

映画のサバラスはあんまり観てない(か忘れてる?)んですが
刑事コジャックが大好きなんですよ。

Turan Quiboさん、うん、カッコいいですね。

ありす さんのコメント...

美藤姐!

でしょー!気になるでしょー!これはご覧になりますかね?もし死に方だけでも知りたければ、あっちに書いときますのでよかったら言ってくだされ。本当にね、えええ?これでいいの?っつー死に方なのよ。

だけどネットで見るとジェームス・コバーンの未公開作品という事で結構話題にしてる人達がいたりして、うっかりラストの楽しみ?を奪うのも如何なものかと思って書かなかったんです。

刑事コジャックわしも好きで観てましたよ。そう言えばこの映画の様に犯罪者をスパイに仕立てて成功したら恩赦を与えるという面白い設定でヒットした「特攻ギャリソン・ゴリラ」と言うアメリカのドラマの確か第一話目のゲストで出てたのを思い出しました。良い役でも悪役でも、なんか憎めない笑顔の素敵なオジサマですよね〜。

美藤 さんのコメント...

ありすさんは、こういうマイナーなお宝映画をどこで観てらっしゃるんですか?
アマプラや利用してるレンタル屋にないみたいで、観られる気がしませんー(笑)

えええ?これでいいの?っつーテリーの死に方、知りたいでっす!
教えてくださいませ~~

ありす さんのコメント...

了解です!

アチラに書きましたので、お時間ある時覗いてみてね。

うちは昔からWOWOW。ここ2年はタイの美少年観たさにスカパー迄契約して映画観てます。住んでるアパートも大家さんのご厚意でJ-comのスタンダードならタダで観られますから、結構沢山選択肢が有ります。「ダーティセブン」はザ・シネマの今月放送分の中に有ったもの。ここ結構古いのやってくれて、昔見逃してたのとかが観られて嬉しいです。身体の調子が良く無くて以前の様に映画館に行くのが結構辛い今は、本当に助かってます。

美藤 さんのコメント...

ありがとうございます。読んできました!

なるほど~なかなか拗れた設定&背景ですね。
南北戦争の両軍の将とはいえ、マカロニウエスタンだから、やっぱりアウトロー色濃くなるよねぇ。
どっちも、軍服は着てるけどもうただの無法者だよねぇ。
ラストのそれも、なんとなく納得。ちょっと、ヤクザ映画のようだなぁなんて思いました。
アジア的なってわかる気がします。

これ読んでて思い出したけど。
ジョン・ウエインなんかが出てくる、フロンティア・スピリッツ満載の正統西部劇より
ガンマン、殺し屋、用心棒……一匹狼・無法者のでてくるマカロニウエスタンのほうが好きだったかもしれないです。

ウエスタンなんてもう何年も観てないけど、いろいろ思い出して面白かったです。
ありがとうございました。


ありす さんのコメント...

そうか!ヤクザ映画!

うん、確かに!

あのラストシーン、確かに高倉健さんの背中がダブってたかも。www

私も子供の頃からアメリカで作られる所謂正統派のウエスタンって、何処か嘘臭くて変なのって思う事が多かったんですよね。「荒野の七人」や「ソルジャーブルー」などの例外はあれど、ギリギリ白人のメンツを保ってるって感じでね。元々そこに住んでた人達を悪者に仕立ててるし。今見直すとそれでもジョン・ウェインのお茶目さや意外に深い内容だった事に気がついたりもするんだけど、とにかく制作当時はまだ南北戦争の生き残りがいたり宗教上のうるさ方がいたりして、作りにくかったのかもしれませんけどね。

なのでそういう制約の無い本当になんでも有りのマカロニウエスタン、大好き!歳とって見直すと(実は殆ど忘れてたりするので)新たな発見があったりして、それはそれで楽しいので、またなんか見つけたら書きますぞーー!

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