2012年 アメリカ
監督 アーニー・バーバラッシュ
主演 ジャン=クロード・ヴァン・ダム
東欧モルドバ🇲🇩を舞台にした、その辺りに渦巻く悪い噂に因んだお話。
つまり、旧ソ連邦の国々では今だに、と言うか今まさに人身売買が半ば公然と行われていると言う噂。
これはスエーデンの大ヒットドラマ「ドラゴン・タトゥーの女」でも扱われてて、それに政府高官が絡んでいると言う定番なのだけど、問題提起として映画にして広く知らしめると言うだけでも意義があると思う。
だって、本当の話だったんだし。
ウクライナ🇺🇦で今まさにそれが行われてて、私は戦慄するよ。ロシアってそう言う国だったんだよねって。
東欧には美しい人が多いと言うのは有名だけど、目鼻立ちが整っていて金髪碧眼。それが男女問わず災いして、幼い頃から性的な対象にされて誘拐され売買されてしまうと言う恐ろしさ。そしてそれを生業にしているロシアのマフィアや地元のヤクザ達を相手に、堂々と戦う親父ジャン=クロード。頼り甲斐があるわー。
元々ジャン=クロードの映画って、こう言う無慈悲に搾取される人達の話多いよね。
今回は何故かモルドバで肉屋を営む元傭兵だった彼の所に、現地で復活試合をする為に家族でやって来たら娘の美しさを狙われ、うかつにも誘拐されてしまった総合格闘技選手が依頼に来る所からお話は始まります。
人身売買組織の拠点がウクライナとの国境近くだとか、落ち目の選手は東欧に行って試合をするとか、なんかね、みてて痛いものを感じます。荒んでる土地、荒んでいる人々。彼の映画には、いつもこう言うギリギリで生きてる人達が多く出て来るんだよね。
いるんだよ世界には。こう言う人達が必死に生きてる世界が有るんだよ。と、映画の中で知らしめたいんだと思う。楽しい世界では無いけれど、知るのは必要だよと。
今回は長男クリス君と長女ベロニカちゃんもパパと共演してます。相変わらずの家内興行微笑ましい💕
ジャン=クロードの映画の中では1・2を争うほど良い出来で、エンタメ性も有り社会性も有り、最後は映画的に溜飲を下げてくれて「お!」とさせてくれる、おススメ作品です。😘
アメリカの有名なご長寿ボランティアコーラス隊の名前をパロ。
我が家のお姫様と溺愛する長女ベロニカ・ブリーちゃん。エンドクレジットで名前が変わってたけど、どうしたんだ?。
大手を振って長男のクリス君と親子役をやってますよ。嬉しそうだ。
お父さんといっしょ。よく似てる事。
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