2023年10月10日火曜日

何故か突然スタンリー・クワン監督祭り(注意⚠️色々ネタバレ有ります)

 今、思う所有って昔観た映画や今まで観られなかった作品を出来るだけ観ようとしてます。

なんでかと言うと目がね、ステロイド薬の影響でかなり白内障が進んでしまい色々見にくいのよー😭

このまま失明するのか?どうなるのか恐ろしくて、観たかったのを観とかなきゃと言う思いが強くなってるんですわ。

で、ありがたいことにWOWOWやCSで1つのシリーズを纏めて放送しててくれてたりするので結構賑やかに祭りを開催出来てるんだけど、単に「観たいな」と思って録画して続けて観たら図らずも同じ監督作品だった事が起こり、突然ミニフェスタになったりして忙しいよ(笑)

先週そんなこんなで「ロアン・リンユイ」「ルージュ」「ラン・ユー」を続けて観たら全部スタンリー・クワン關錦鵬監督作品だったのでびっくりしたのと同時に、わしゃ本当にこの監督の事知らなかったのねーと、その無知さにもびっくりしましたさ。香港映画好きとか言っててクワン監督の名前も知ってるのに、作品自体はよく知らないし「ロアン・リンユイ」以外観たこと無かったし。おまけに「ロアン〜」も遥か30年前に1度観たっきりだよ。やーねー

では覚えとして。

「ロアン・リンユイ/阮玲玉」1991年

絶大な人気を誇りながらも25歳で自死した中国女優の足跡を辿るドキュメンタリードラマ。

薄幸な彼女を演じながらその内面をなんとか理解しようとする当時大人気だった売れっ子のマギー・チェンが可愛い。マギーが1番輝いていた時の作品でもあるね。これ主題歌もいいんだよね。

https://www.youtube.com/watch?v=OuWQInYTGK0

「葬心」黄鶯鶯


才能が有り仕事の出来る女にヒルのように吸い付くゴミみたいな男達の話でも有りますよ。


彼女に1人で生きる強さが有ったら、また違った生き方出来たのかなぁ………。


「ルージュ/胭脂扣」1987年

今考えると凄く不思議な気持ちがするんだけど、主演がアニタ・ムイとレスリー・チャンという共に2003年に亡くなってしまった2人が共演してるのよね。話の内容が「ロアン〜」とすこーし被ってて、同じ年に作られレスリーの代表作にもなる「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」のパロディが出て来たり、後にそれこそレスリーの代名詞ともなる「さらば我が愛/覇王別姫」を彷彿とさせる京劇との絡みも出て来て、本当に何というかお話すっ飛ばして感無量になったりしましたさ。そう言えば、このお話は「覇王別姫」の原作者李碧華さんの小説を元にしてるとか。うーーーん。繋がってるねぇ。


小声)実はね、1998年のお正月に、香港の啓徳空港のカフェテリアでお姉さんとコーヒー飲んでたレスリーとバッタリ遭遇したんだよー。奇跡だわ!映画と寸分変わらずの美しさで、それにびっくり。勿論ツーショット撮らせて頂いたのに、彼が亡くなったショックで何処かにしまいこんだまま今だに見つからない😭捨ててはいないと思うんだが……。


「ラン・ユー/藍宇」2001年

自身ゲイだと公言している監督がどう表現するのかと思って観たけど、なんかウォン・カーワイを意識したタイトルロールだったり主人公のどちらにも感情移入出来なかったりで、ちょいと残念な感じが残りました。 



うーーん。上手く言えないんだけど、今回続けて観たこの3作品の全てに「ズルい坊ちゃんと一途な子」というテーマが有って、それなんで「ラン・ユー」もその線で繋がるからなのか?分からんが。

それにこの3作品全部「ズルい奴」が生き残っちゃうのってなに!?

えーーーー!?

クワン監督の人生に何が有ったの!?(妄想です)


失くして初めて、その人が自分にとってどんなに大切だったのかを知るんだけど、全ては後の祭り。


ああ、そうだね。今回のスタンリー・クワン監督作品ミニフェスタは、今目の前にあるモノを人を大切にしようと改めて思い至る祭りでも有りましたね。


ぬいちゃん達も中の人も、いつまでも仲良くしててね❤️






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退院しました。

 左足がステンレススチールのサイボーグ。 こういう足の人が多いということに、今更ながら驚いてます。